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新NISAの始め方、金融機関選びからSBI証券を例に口座開設まで

管理人Mat

新NISAの徹底活用を目指して、初心者にも分かりやすいお悩み解決記事を書きました。(ファイナンシャルプランナー2級)

この記事では、新NISAを始める上での口座開設までの手順についてまとめています。

長い付き合いとなるはずのNISA口座の金融機関です。当記事がご検討の一助となれば幸いです。

目次

金融機関選びは、ネット証券のSBI証券と楽天証券がおすすめ

新NISA口座を開くことのできる金融機関には、証券会社や銀行などがあります。

中でも推奨されるのは、証券会社で、さらにネット証券がおすすめです。

金融機関でネット証券会社が良い訳は? 

ポイントは、4つ有ります。

ネット証券おすすめのポイント
  1. つみたて投資枠の取扱本数が200本以上と最も多く、様々な投資信託から商品を選ぶことができる。
  2. 積立頻度を、毎月/毎日(毎週)など、自由に選べる。
  3. つみたて投資枠の最低積立投資額が100円~と、小額から始める事が可能
  4. 成長投資枠での手数料が安く、個別株も扱いがあって、投資の選択肢が広い。

つまり……

人気の商品を揃えており、自分の希望する投資商品に、希望するタイミングと投資予算で、コストを抑えてNISAの投資が行えること。と

長期の資産運用となるNISAで、将来、外国株や日本の個別株などの「成長投資枠」の可能性を担保しておくために……

もっとも条件に合う金融機関がネット証券なのです。

もっと詳しく知りたい場合は、下記『新NISAの口座はどこで開設できる?証券会社と銀行は何が違う?』でも解説しています。

SBI証券と楽天証券がおすすめな訳は?

SBI証券と楽天証券は、ネット証券の中でも口座開設数でダントツの2社です。

おすすめな訳は……

SBI証券は、

SBI証券おすすめのポイント
  • 取扱い商品が多い!
  • ポイントの取り扱い種類が多い
  • クレカ積立の還元率が高い(最大5%)
  • IPOの取り扱い実績が多く、NISAでも行える!(2023年実績:89件、全体比約97%)

取り扱い商品が圧倒的に多くて……つみたて投資枠は224本、単元未満株は約3,800銘柄、外国株式は9ケ国となっています。

取引や投資信託残高で貯める事のできるポイント種類も多く(Vポイント、Pontaポイント、PayPayポイント、JALマイルなど)あります。

その還元率も高く、クレジットカードでの積立投資では、最大5.0%のポイントが貯まります。

さらに、IPO投資(新規公開株投資)でも、業界最多のIPO件数を毎年実施しており、新NISAでもIPO投資が可能と……

他のネット証券には無い魅了も備えています。

一方の楽天証券は、

楽天証券のメリット
  • 取扱い商品が多い(つみたてNISA:222本、外国株式6ヵ国)
  • 楽天ポイントが貯まって、ポイント投資もできる
  • キャッシュレスの積立投資が毎月15万円までできる。
  • 取引ツールのスマホアプリが使い易い
  • 日経新聞の情報『日経テレコン』を無料で読める。

取扱商品数ではSBI証券よりもやや少ないものの、他の証券会社に比べて十分に多く……

楽天カードでの積立投資で、楽天ポイントが貯まり、楽天ポイントでのポイント投資も可能です。

キャッシュレスの積立投資では、月に最大15万円まで可能となっています。

管理人Mat

取引ツールも使いやすく、口座を開設しておくと、無料で日経の情報が読めるのでたいへん便利です。

尚、SBI証券と楽天証券の違いをもっと知りたい場合は、下記『SBI証券vs楽天証券で新NISA口座を開くならどっち?向いている人は?』でも解説しています。

NISA口座と 証券総合口座の申込はどれにする?

NISA口座を開くためには、証券会社の場合、総合口座を開設する必要があります

総合口座には、特定口座と一般口座があり、このどちらかを開設した上で、NISA口座を申し込む事で併設されます。

特定口座と一般口座とは

特定口座と一般口座の最大の違いは、確定申告の為の「年間取引報告書」を金融機関に作成してもらうか否かです。

「年間取引報告書」とは、1年間の取引をまとめた書類になります。

確定申告年間取引報告書
特定口座(源泉徴収あり)
しなくて良い

金融機関が作成
(源泉徴収なし)×
利益20万超の場合必要

金融機関が作成
一般口座×
利益20万超の場合必要
×
自分で作成

確定申告は、サラリーマンの場合、投資利益が20万円を越えた場合に必要となります。

特定口座(源泉徴収あり)の場合は、証券会社での取引を「年間取引報告書」としてまとめてくれて、利益の内の税金(約20%)を差し引いた額で利益を入金してくれて、納税は本人に代わって行ってくれます。

特定口座(源泉徴収なし)の場合は、証券会社での取引を「年間取引報告書」としてまとめてくれますが、確定申告は自分で行わなくてはなりません。

一般口座は、年間取引報告書を自分で作成しなければならず、確定申告ももちろん必要です。

総合口座のおすすめは、特定口座(源泉徴収あり)

以上の3つの区分から、最も手間のかからない、特定口座(源泉徴収あり)で総合口座を作っておくことがおすすめです。

管理人Mat

万が一確定申告が必要な時は、金融機関作成の年間取引報告書を使って確定申告をすればOKです。

尚、新NISAは、1800万円の非課税投資枠までの収益には約20%の税金がかかりません。

その為、確定申告は不要です。

SBI証券の申し込み手順

では、SBI証券を例に口座開設手順を確認してみましょう。

手順は、下記3ステップになります

口座開設手順
  1. 口座開設申込
  2. 本人確認書類の提出
  3. 口座開設完了通知の受取り~NISA口座開設完了まで

1.口座開設申込

まず初めに、メールアドレスを仮登録し、認証コードを受け取ります。

引用:SBI証券公式サイト

メールアドレスに送られてきた認証コードを入力し、口座開設申込に進みます

引用:SBI証券公式サイト

フォームに沿って、氏名・住所などの基本情報を、STEP-2での本人確認書類と同じになる様に入力します。

引用:SBI証券公式サイト

入力完了後、規約に目を通して、同意の上チェックボックスにチェックを入れて次に進むと、申し込みは完了です。

引用:SBI証券公式サイト

口座開設の受付番号、口座番号、ユーザーネーム、ログインパスワードが発行されるので、情報を保存します。

引用:SBI証券公式サイト

2-1.本人確認書類の提出(スマホ撮影の場合)

口座開設時に保存した、ユーザーネーム・ログインパスワードで、証券口座にログインします。

引用:SBI証券公式サイト

口座開設状況の確認から、本人確認書類の提出に進みます。

引用:SBI証券公式サイト

本人確認書類は、マイナンバーカードを手元に置いて、スマートフォンを利用した提出が、時間もかからず簡単便利です。

引用:SBI証券公式サイト

口座開設状況画面>書類選択画面より、下記内容を選択します。

引用:SBI証券公式サイト

PCで手続中の場合は、スマートフォンで撮影する為、QRコードをスマホで読み込み、再度ログインの上でスマホカメラを連動させます。
※スマホで手続き中の場合は、そのまま撮影となります。

引用:SBI証券公式サイト

以下、スマホの手順に従って、1~3の撮影を行います。

1.自身の撮影です。

引用:SBI証券公式サイト

2.画面の指示に合わせて撮影をします。

引用:SBI証券公式サイト

3.画面の指示に合わせて、画像を登録します。

引用:SBI証券公式サイト

続いてマイナンバーカードを撮影します。

マイナンバーカードは、「表面(写真側)」⇒「厚み」⇒「裏面」の順に3カット撮影します。

引用:SBI証券公式サイト

以上で、本人確認書類の撮影は完了です。

動画でも、撮影手順が準備されています。

SBI証券で審査がなされて、結果がメールで連絡されます。(「郵送で受け取る」を選択の場合は簡易書留で郵送)

2-2.本人確認書類の提出(郵送の場合)

スマートフォンが無い場合は郵送での手続きになります。

「郵送で口座開設」を選択して、SBI証券からの口座開設に必要な書類が普通郵便で送られてくるのを待ちます。

郵送の場合は、

郵送-本人確認書類
  • マイナンバーカード+本人確認書類1つ(運転免許証など7点から)
  • マイナンバー通知カード+本人確認書類2つ(運転免許証など7点から)

のどちらかの提出が必要です。

必要書類を準備して、SBI証券に返送します。

SBI証券で審査がなされ……

ユーザーネーム、ログインパスワード、取引パスワードが記載された郵便物が、簡易郵便書留で配達されます。

3.口座完了通知の受取り~NISA口座開設完了まで

2の段階での口座開設完了通知では、NISA口座はまだ開設完了していません。

なぜならば、NISA口座の開設には、税務署の審査が入るからです。

SBI証券のホームページで開設プロセスを見てみると……

口座開設完了通知受け取りから、約1週間半ほどで開設完了となっています。

引用:SBI証券公式ページ

新NISAの始め方に関して良くある質問 

新NISAの始め方に関して良くある質問をまとめました。

新NISAを始めるには手続きが必要ですか?

2023年末までに旧NISA口座を開設していた場合は、新NISA口座の開設の必要はありません。

旧NISA口座の金融機関で新NISA口座が自動で作られています。

これまでNISA口座を作った事が無い場合は、NISAを始める為に、NISA口座を作る必要があります。

新しいNISAを始めるときの注意点は?

  • NISA口座は1人1口座しか持てない事。
  • 金融機関で取り扱う商品数が異なり、成長投資枠の株は証券会社でしか購入できない事
  • 投資による資産運用なので、少なからずリスクはある事。

新NISA 口座開設 どれくらいかかる?

NISA口座の開設は、手続きをWebで行う場合と郵送で書類を送る場合の2通りがあります。

開設までの時間が短いのはWebで、郵送にかかる時間分短縮できます。

Webでの証券会社での手続き後、税務署での審査が行われるので、合わせて2週間から3週間を要する様です。

新NISAの始め方についてのまとめ

当記事では、新NISAを始める上での口座開設手順をまとめてきました。

開設手順は、SBI証券を例として説明していますが、楽天証券も同様にスマホを使って本人確認書類を提出すると、短時間で申請手続きを完了できます。

申請そのものは、簡単ですが……

新NISA口座は、1人1口座で、一度作って運用を始めると、変更は手間で時間もかかります。

その為、どこで口座を作るのかは、慎重に考える必要があります。

メリットやデメリット、失敗しない為のポイントなどを把握して、納得した上でNISA口座を開設したいものです。

当記事が、新NISAを始める上での情報の1つとして、お役に立てば幸いです。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。

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